いゃー映画って、いつ観ても本当にいいですね!そして演劇は、いつ見ても本当に感激しますね!だから観劇って言うんでしょうね!・・・ボソ。。。映画・演劇・芝居の論評を癖のある切り口でボソボソとお伝えしてまいります。お楽しみくださいませ!
Sony Music Shop

「いろいろ」



芝居のタイトルです。いろいろか……。脱力感。


でも、演じる側はなかなか脱力できないもの。緊張して力むのを意識するが故の苦肉のタイトルやも知れぬ。全然違うかも知れぬ。


 「いろいろ」by 親父看護婦(パパナースと読むらしい)
 場所=新宿パンプルムス

 
例によってキャストからのお誘いで観にいきました。旗揚げというか企画ユニットなのか、vol.0という事はどう解釈してよいものやら。面白かったので是非続けてもらいたいものです。
 

4編のオムニバスコメディ×3+アイロニー×1。各編毎に作家と演出の組み合わせも変えたりしているようだ。アドリブも効いているが、全体的に良く練れている印象。将来の可能性を感じる所も散見していた。

 
人は何を笑い、何ゆえ笑うのか。


おびただしいトライ&エラーが繰り返され、我々も求め続けている。


笑いの質やレベルの云々、笑われる事と笑わせる事の違いを専門家に限らず語れる時代。


経済が飽くなき膨張を止めないように、笑いもまた多様で時には脆弱な立脚点を拠り所に、芸未満を垂れ流し続けている。だが、澱みから抜け出すのは無謀な輩であることも少なくない。


ベルリンの壁のような閉塞感を軽々と越えてゆく才能を産み出すのは、何もテレビに限ったわけではないはずだ。萌芽はある。育つかどうか。

 
現時点でこの劇団というかグループの方向性を決めるは必要ないだろう。


今やりたい事を、表現レベルに創りあげることが重要だ。その積み上げがやがて形容詞となり、オリジナリティを掴むのだと思う。


  


−−−−−−−−≪気になる雑誌の紹介コーナー≫−−−−−−−−

※バックナンバー情報や年間購読割引情報もございます。



お笑いポポロ』

一冊定価:880円
出版社:麻布台出版社.



雑誌『お笑いポポロ』の詳細は
こちらからご覧いただけます




■お笑いポポロの紹介

若手芸人のすべてがわかる一冊!

「ポポロ増刊」から独立した
お笑いマガジン若手芸人に関する情報満載です。

「御伽草子」



旗上げ芝居。とはいえ、かつておいらと同じ舞台を経験したキャスト・スタッフが数名参加しているので、結構思い入れをもって観に行きました。


 「御伽草子」by ID 
 場所=アイピット目白

 
でも正直言って、がっかりした。上手い下手云々より、まとまりの無さ。各要素ばらばら感丸出しの上、何をやりたいのか理解不能。


見せたい絵とか吐露する感情とかストーリーの肝となるメッセージとか……。衣装つけてセリフしゃべってるだけにしか見えない。何とか照明や音響が瓦解を防ぐカスガイになっている状態。
 
 
ストーリーは御伽草子の一説、酒呑童子と現実とを合わせ鏡にした構成。何ゆえ、現代人たちが御伽草子の登場人物と入れ替わってしまうのかがポイントになっている。

 
演出は何を、どう判断したんだろう。好み、指向の問題はさておき、基準が分からない。


というか、何も考えていないのではと疑いたくなる。これではストーリーの垂れ流し、芝居未満といわざるを得ない。まいった。






−−−−−−−−≪気になる雑誌の紹介コーナー≫−−−−−−−−

※バックナンバー情報や年間購読割引情報もございます。


『acteur(アクチュール)』

旬の男優たちを紹介するビジュアル誌!
一冊定価:980円
出版社: キネマ旬報社



雑誌『acteur(アクチュール)』の詳細は
こちらからご覧いただけます





■acteur(アクチュール)の紹介

様々なジャンルで活躍する旬の男優たちに
スポットをあてたビジュアル誌 !


若手から個性派まで、映画テレビ・Vシネマ・CM・舞台など
様々なジャンル男優たちを総力特集。


人気と実力を兼ね備えた俳優たちを、
豊富なビジュアルを交えたインタビュー
最新情報、コラム、企画記事などで紹介。

「小鳥を追って箱根まで」



チャリ漕いで……行くわきゃない。ロマンスカーならいいのかというものでもない。ただ、銀座まで芝居を観に行ってきただけなのよ。


 タイトル=「小鳥を追って箱根まで」 by (劇)べっちん
 場所=築地本願寺ブティストホール


この劇団の芝居を観るのは4回目。方向性を限定するのが嫌なのか、やりたい事が色々ありすぎるのか。いずれにせよ、各回毎に上手にパッケージングしています。


今回も驚かされるような事はないけれど(良くも悪くも)、目配りの利いた安定感のある芝居でした。

 
ヤクザの抗争が勃発。しかし、殺された親分の仇を討つはずの鉄砲玉がターゲットを見逃して逃走をはかる。両方の組織から追われることになった男は、横浜、茅ヶ崎、平塚、小田原と逃げ落ちていく……。
 

ストーリーはこんな按配で、逃げる男の過去と心象風景(夢?)を所々で挿入、根は気弱な青年の「青春の蹉跌」を描いてます。

 
役者がいいです。特に主人公役(ツカハラダイスケ)は240度くらいOK(正面、横、斜め、斜め後ろ)。あと後姿が決まっていれば二重丸でした。


芝居は全方位なんです。映像のように編集もできませんから。他の方々もほぼ180度前後いけてます。これはなかなか良いレベルです。小演劇界では、正面すらスキだらけの役者(と呼んでいいのか……)も時折いるのですよ。

 
元々、劇団のスタッフに知り合いがいたから観ていたのですが、いつの間にか知人の娘がここの劇団員になってました。久しぶりに会ったけど、キャンプに行ったりお年玉あげてた女の子が大学生だもんね。あーやれやれ。





−−−−−−−−≪気になる雑誌の紹介コーナー≫−−−−−−−−

※バックナンバー情報や年間購読割引情報もございます。


『Invitation(インビテーション)』

新しいスタイルを提供するカルチャー・ジャーナル!
一冊定価:680円
出版社:ぴあ



雑誌『Invitation(インビテーション)』の詳細は
こちらからご覧いただけます




■Invitation(インビテーション)の紹介

映画音楽・アート・演劇・ファッション・食に強い関心を持ち、
活動的で知的な大人のためのカルチャー・ジャーナル誌!


21世紀のデジタル化社会において、
新しい雑誌のスタイルを提案する
カルチャー・ジャーナルとして
「Invitation(インビテーション)」を創刊しました。


「Invitation」は、
カルチャー(映画・音楽・アート・演劇・ファッション等)と
食の領域において、ジャーナリスティックな切り口と
取材力に基づく良質なテキストで構成されています。


ファッショナブルでハイグレードな写真をふんだんに取り入れ、
目の肥えた大人の読者を満足させ、斬新で、これからの
スタンダードとなる雑誌を目指します。

「キャンドルは燃えているか」



 日本の小演劇界において「キャラメルボックス」(という劇団)は強力なブランドです。

キャンドルは……」そのキャラメルボックスの上演作品。でも、観に行ったのは別の劇団。つまり。既成の戯曲を使った公演です。


「キャンドルは燃えているか」 by 劇団打上花火
 場所=柏市民文化会館小ホール


 この劇団には旧知の人間が多く、3回目の観劇でした。これまでも所謂“キャラメルもの”でしたが、今回が一番良かったように思います。その理由は、力みを感じなかったから。


 何だその理由はって感じですが、“キャラメルもの”は力抜けてないと力出ませんから。例えがいいかどうか、詐欺師が緊張してたらすぐボロが出てしまいます。


“キャラメルもの”の特徴である“ふわふわきゅん”のテイストは、赤川次郎の少女向け小説を、ディズニーランド流接客スキルで表現するウエルメイド芝居でなければならない。


今回は、そこのところが過去に観たものより良かったように思ったのです。

 
えー、相も変わらず独りよがりの感想に終始しております。次こそ「2046」の予定です。





−−−−−−−−≪気になる雑誌の紹介コーナー≫−−−−−−−−

※バックナンバー情報や年間購読割引情報もございます。


『ACT4(アクトフォー)』

オペラやコンサートのここだけ情報が満載、入手不可能なチケットもゲットできる!?
出版社:インプレザリオ



雑誌『ACT4(アクトフォー)』の詳細は
こちらからご覧いただけます




■ACT4(アクトフォー)の紹介

大人のための知的好奇心マガジン

『ACT4(アクト・フォー)』とは、
第4幕という意味。


通常オペラは3幕で構成されていますので、
第4幕は幕後ということになります。


オペラに感動してその余韻にひたる時間が『ACT4』です。


タイトルが意味するのはオペラだけではありません。


アートや音楽、食や人、本も映画旅行も何でも、
感動するものとの出会いの余韻を楽しむことすべてが
『ACT4』であり、これこそ人生の至福の時ではないでしょうか!?


世界中から私たちに感動を与えてくれる
すばらしいものや人をたくさん紹介して、
みなさんの『ACT4』のお役に立ちたい。


それが、『ACT4』創刊の主旨です。

「夜空が僕らをみつめてる」






どことなく六八九トリオの昭和歌謡みたいな題名ですが、芝居のタイトルです。


知り合いのスタッフから誘われて観に行きました。


 「夜空が僕らをみつめてる」by サニーサイドウォーカー
 場所=王子小劇場

 
シチューションコメディの形式で、やり場の無い憤りと哀切、そして未来への希望を盛り込んだ王道の青春ストーリーです。


舞台、効果、役者それぞれが一定のレベル以上だったので、余計な事を考えずに見ていられました(余計な事とは、眼に余ったり、耳に障ったり、イライラする等)。

 
で、そのストーリーはというと。大学のUFO研究会OBたちが集まった8年ぶりの同窓会。


観測場所だった校舎の屋上で、昔話に花が咲く。


だが、当時の部長が自殺した原因が、部内の三角関係のもつれだったことが判明。


楽しいはずの再会が、にわかに険悪な雰囲気に変わっていく……。

 
あからさまに減点というものは無く、コンパクトにウエルメイドな短編に仕上がっています。


作品からは劇団の志向、こだわりや優先順位等が見えてきます。


クオリティを保つノウハウを持ち、観客ニーズのミドルレンジ内に着地させることは、本来興行として成立させるべき芝居の基本です。


でも、今回の芝居を観た限り、そこまでです。
 

基礎はある。何が足りないかではなく、何を追加すればこの劇団が一皮むけるのか。


オリジナル脚本だからオリジナリティが発揮できるわけではない。


価値を創出する何か、思想、表現手段、表現自体、etc……。


例えば70年代にフォークソングブームがあった。


でも、ブームに乗れず今ひとつ伸び悩んでいるグループがあった。


しかし、やがてそのグループは他と一線を画す個性を磨き上げ、ブレイクした。オフコースである。

 
期待できる劇団だと思うので、今後も楽しみです。





−−−−−−−−≪気になる雑誌の紹介コーナー≫−−−−−−−−

※バックナンバー情報や年間購読割引情報もございます。

『Kindai』

一冊定価:540円
出版社:近代映画社.



雑誌『Kindai』の詳細は
こちらからご覧いただけます




■Kindaiの紹介

人気アイドルの情報満載!


大人気アイドルたちの皆が知りたい旬な情報を、
ビジュアルとインタビューを交えて毎月紹介!


様々なジャンルの芸能人が登場し、男性、女性問わず、
第一線で活躍中のアイドルたちはもちろん、
これからの活躍が期待出来る新人アイドルたちや、
お笑い芸人、歌手、俳優など、幅広いジャンルの
芸能人を掲載していきます。


その他にも、注目のTVドラマやバラエティー番組の紹介、
CDのニューリリース情報、豪華連載、読者ページなど、
充実した誌面構成を展開していきます。

「あなたはロボット」



芝居です。知り合いの役者から、急遽出演することになったという連絡を受けて観に行きました。本番間際のピンチヒッターというわけです。


 「あなたはロボット」by Tomotakaプロデュース
 場所=ザムザ阿佐ヶ谷


 実のところ、けっこうあるのです。代役。理由は様々。でも、怪我や病気で舞台に穴あけるなんてことはほとんどありません。


そんなもの、気合で何とかするのが舞台ってものですから。骨折ぐらいなら日常茶飯事です。ただ、気持ちが入っていない人間は耐えられません。理由をこじつけて、あるいは何も告げずに去っていきます。


以前のことですが、おいらが関係している劇団でも公演期間中に役者が逃げたことがあるのです。本番を4ステージ残してトンズラされました。


前の日まで舞台に上がっていた人間が、急に消えてしまったわけです。どうやら個人的な金銭問題があったようなのですが、それは後々分かったこと。とにかく幕が上がるまでに決断をしなければなりませんでした。


 公演中止にして、前売料金を払い戻すか。
 代役を立てて上演するか。
 内容を変更して上演するか。


中止にしたところで、劇場費や外注費がなくなるわけではありません。そこで役者経験のあるスタッフを代役に立て、セリフやシーンを間引きしてプロンプターを付けました。


そして、料金を値引き(一部返金)をした上で上演したのです。確か4時間くらいで修正作業をしたような覚えがあります。我々が大変だったのは仕方のないことですが、お客さまにご迷惑をかけたことが一番心苦しいことでしたね。

 
さて、今回の芝居ですが。

 
鉄腕アトムにロビン・ウイリアムスの「アンドリュー」をプラスしたような、ロボットと人間の愛情物語です。ジョニー・デップの「シザーハンズ」の趣も入っている感じ。さらにウイル・スミスの「アイロボット」的な人間VSロボット(機械)の攻防も絡んでいきます。


でも、欲張りすぎですね。

「共存」or「恋愛」のどちらかに絞った方が、ドラマを深めることができたはずです。


構成だけでみれば、恋愛に比重がかかってはいます。でも、アンドロイドに好意を寄せる女の子を軽く扱いすぎです。


演技云々ではなく、彼女の特殊さをキチンと処理していない。まるで普遍の親子愛のごとく、自然の生物原理のような扱いだ。


ちょっと退屈な女の子とアンドロイドが出会ったら、それはもう恋の始まり……そんなはずはない。だからドラマになるのだ。
なんとも、ファーストフードチックなお話でありました。




−−−−−−−−≪気になる雑誌の紹介コーナー≫−−−−−−−−

※バックナンバー情報や年間購読割引情報もございます。

『シナリオ』

シナリオ作家と作家志望者のための専門誌!
毎号買うなら送料無料で定期講読!
一冊定価:830円
出版社:シナリオ作家協会




『シナリオ』の詳細は
こちらからご覧いただけます




■シナリオの紹介

シナリオ作家と作家志望者のための専門誌 。

本誌は、映画テレビ
シナリオライター(脚本家・シナリオ作家)をめざす人たち、
また映像作家をめざす人たちに向けて、
映像作りのもっとも原点となるシナリオ(脚本・台本)を掲載!


日本映画の話題作を中心に月に2〜3作品。


そのほか、シナリオ作法、コンクール募集、
作家情報、映画案内、映画批評など、
映像作りのプロフェッショナルになるために
必要な情報を満載しています。