いゃー映画って、いつ観ても本当にいいですね!そして演劇は、いつ見ても本当に感激しますね!だから観劇って言うんでしょうね!・・・ボソ。。。映画・演劇・芝居の論評を癖のある切り口でボソボソとお伝えしてまいります。お楽しみくださいませ!
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「愚者の雪 賢者の桜」



時の工房 第六回公演 お時戯草子
アドリブ小劇場

 

悲恋物語。
 

と、一口で言っても様々なパターン、


シチュエーションがある。



恋が成就しない阻害要因をどう設定するか。



この話はロミオ&ジュリエットではなく、


恋人達それぞれに恋を諦めさせようとするカセを背負わせていた。
 


それはいいとして。
 


男と女、

それぞれの心に芽生えた恋愛感情に対する

戸惑いや煩悶のプロセスが、

かなりすっ飛ばされている感じがした。



キャラや時代背景等々から、

素直な心情吐露をさせにくいのは理解できる。



でも、死んでいく女に感情移入できない。


男の事が好きなのかどうかすら良く分からない。



 ……大きな時代の転換期に、儚く散る恋花ひとつ……。



@女の心に巣食う深い闇〜


Aそこへ現れる闇からの解放を誘う男〜


Bしかし抗えない宿命に殉ずる女……



一応三段論法に当てはめているけれど、


これだけでは悲恋というか恋愛にはならないだろう。


AとBの間に欠かせないものがあるはずだ。




愛し合っている二人、を確立させなければならない。


その先に悲しい結末が待っているから物語になる。
 


セリフで説明されているのかもしれない。


ベタな演出が嫌なのかもしれない。



しかし、通常の「人の死」以上の哀切さを感じられないのだ。



解釈の自由とは違うと思う。
 


芝居全体のリズムや展開はストレスなくまとまっていた。



でも物足りない感じ。