いゃー映画って、いつ観ても本当にいいですね!そして演劇は、いつ見ても本当に感激しますね!だから観劇って言うんでしょうね!・・・ボソ。。。映画・演劇・芝居の論評を癖のある切り口でボソボソとお伝えしてまいります。お楽しみくださいませ!
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「ヒトラー 〜最後の12日間」

少し前にDVDで観た。これまで人間ヒトラーを
描くことはタブー視されていたらしい。人類の奇形、
異形の鬼っ子というわけか。


 タイトル=ヒトラー 〜最後の12日間

 
偉人も独裁者も同じ人間である。大同小異であるから
納得はできずとも合点はいく。


同様、ナチズムは共産党や共和党と根底では通じ合った
独善性がある。


過ちを犯すのが人間か。

 
人間は大概間違える。判断にしろ行為にしろ。


もし間違いがもっと少なければ、紛争も戦争も起こらず
刑罰も無くなり、病気の克服を早めて地上は人間であふれ
かえっていたはずだ。


人間の天敵が人間であることは、
哲学的・生物学的にも当てはめやすい。

 
さてヒトラー。有史以来、アジアでも西欧でもアフリカでも
大虐殺は繰り返されてきた。


ことさら珍しいことではない。


ヒトラーもポルポトもスターリンもアミンも、歴史に名を
残す覇者たちが為した事と大差ない。


もちろん間違いである。


選択肢を、優先順位を、リーダーとして果たすべき責務を過った。


しかし、我等も大同小異なのだ。自己や周囲のエゴに近似の
DNAを感じとり、嫌悪と不安という灰汁を濾紙で濾し、
楽観を抽出しているにすぎない。


ときに映画は不安を思い出させる為にに作られる。

 
この映画は、総統という役を演じてきた俗物ヒトラーの矛盾より、
なにゆえ彼が裸の王様であり続けられたかが根幹になっている。


ヒトラーやゲッペルスの「国民が望んだのだ」という責任転嫁は、
見方を変えれば真実になりうる。


熱狂の責任は、カリスマにのみ科せられるものではないだろう。


現代の日本においても、カルト教団の教祖や占い師の虚像を
崇拝する人間が大勢いる。


自身の経験以外から学ぶ事ができる者は稀少なのだ。


「歴史は繰り返す」という歴史がそれを物語る。


織田信長が戦国時代の英雄だとしたら、400年後、
ヒトラーの評価はいかなるものになっているだろう。


経験の風化がもたらすものは、繁殖に似た過激な
破壊エネルギーか、それとも愚かなリーンカーネーションなのか。


もちろん、永遠があればの話だが。


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