いゃー映画って、いつ観ても本当にいいですね!そして演劇は、いつ見ても本当に感激しますね!だから観劇って言うんでしょうね!・・・ボソ。。。映画・演劇・芝居の論評を癖のある切り口でボソボソとお伝えしてまいります。お楽しみくださいませ!
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「力道山」

「巨人大鵬玉子焼き」の少〜し前、街頭テレビに群がる人の波、
外国人レスラーを空手チョップで打ち倒す力道山の雄姿……彼は、
イチローをはるかに凌ぐ大々ヒーローだった。


しかし、英雄力道山の伝記映画を作ったのは日本ではなく、韓国だった。

 タイトル=力道山
 場所=T-joy大泉

 
力道山は日本人じゃない。
だが、彼が戦後日本の輝ける希望の星だったことに変わりは無い。


韓国人が彼を演じる意味は分かる。だが、映画にとって
重要なのは意味ではなくリアリティ。


ソル・ギョングに力道山の背負った十字架が体現できるか
どうかが問題だった。
 

独楽は回っているから立っていられる。


が、止まれば倒れ、自力では立ち上がれない。


自滅を怖れ破滅を招く人生は、さほど珍しいことじゃない。


だが、例えばホリエモンのような輩と力道山は違う。


トリックスターホリエモンは堀江某という守銭奴の
ニックネームにすぎない。


しかし、力道山は力道山であり続けなければならない
宿命によって、ヒーローからの退場=死へと導かれたと
言えるのではなかろうか。


ハリウッドの伝記モノは徹底してる。


昨今では「レイ」。


しかし、ソル・ギョングは体型はかなり近づけたものの、
顔は決して似ているわけではない。


にもかかわらず、彼の多少怪しい日本語ですら迫真と
思えてきた。


悲壮な決意と覚悟という点において、
力道山とソル・ギョングに重なる何かを感じたのかもしれない。

 
国籍による差別を受け相撲を辞めた力道山。


しかしプロレスに身を投じ大成功をおさめる。


ところが巨額の富を産み出したが故に、力道山と
プロレスは様々な思惑に翻弄されていく。


不本意と失意の中、力道山は暴漢に刺され入院する……。

 
力道山が種を蒔き、馬場と猪木が育てた日本の
プロレス界から、多くの選手がこの映画に参加している。


リアルファイターの彼等が重要なディテールとなり、
この映画の厚みを増したのは間違いない。


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ソン・へソン ソル・ギョング 中谷美紀

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