先週観た芝居なのだが、なかなか面白かった。
「爪が黒い」by 劇団あかしや
場所=明石スタジオ
低俗をいさぎよく具現しようという試みか企みか、
初めはワザとらしい放送禁止用語が鼻についた。
全編自虐モードのラブストーリー。
割とありがちなのだが。
でも、ハチャメチャであってもメチャクチャじゃない。
ここが大事。
法治国家において認められる自由と同様、
芝居にも許容範囲がある。
何をしてもいいわけじゃない。
しかし……。さらに突き抜けていくには覚悟が必要になる。
一線を越えてしまえば、賛否両論どころか非難ゴーゴーに
さらされる可能性が高い。
だが、それまでの常識を超えた上に一握りの勝ち組がいる事も
忘れてはならない。
この劇団には、トライする資質はあると感じた。
緻密な綱渡りのごときバランス感覚が必要だ。
どんな芝居だったのかというと。伝えたい「思い」を
そのまま表現している。
無形を有形にすることができている。
この「思い」を分析・分類し、腑に落ちるテーマや
メッセージに染めることは容易い。
だが、あえて「思い」を「思い」のままに紡ぎ出す
感性とノリこそ固有の財産であり武器となる。
発熱する力を久しぶりに観ました。
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