いゃー映画って、いつ観ても本当にいいですね!そして演劇は、いつ見ても本当に感激しますね!だから観劇って言うんでしょうね!・・・ボソ。。。映画・演劇・芝居の論評を癖のある切り口でボソボソとお伝えしてまいります。お楽しみくださいませ!
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「博士の愛した数式 」

小泉尭史監督作品。


「雨あがる」のときは、黒澤明の直弟子という冠がついていた人。


なにやら二世議員が跋扈する政界と大差無いお気の毒な状態。


もちろん、要因はおいら達一般人のメンタルなのだけどね。


評判の良い映画を作れば、名前も一人歩きを始めるし、
今回も期待してました。


で、今回……苦戦ですな。 


土台というか骨組というか、
何かしっかりせずにグラグラしてる印象。


色調とか構成(ホン)とか。


話の中で数式の解説が多いのは計算ずくなのだろうけど、
効果的とは思えない。


種類が多すぎるのか、強弱のバランスが悪いのか。


キャストも深津絵里以外はイマイチ。


ラッセル・クロウの「ビューティフルマインド」とは
背景も成り立ちも違うけれど、
寺尾聰演ずる記憶障害の博士が好々爺すぎるし、
心身とも健全すぎる。


博士のイノセントをどう感じていいのか
分からないままエンディングになってしまった。


彼の心の閉塞と解放をもっと伝えて欲しかったと思う。

 
80分しか記憶がもたない初老の博士と、
若い家政婦親子の心温まる交流。


ことあるごとに様々な数式を解説する博士。


ピュアに数学の世界を愛する博士の話は、
母子家庭の親子にとって無言のエールとなっていく。


が、突然博士の義理の姉から、家政婦は首にされてしまう……。
 
 
この映画で何かを感じろと言われても、ちょっと苦しいですね。


葛藤が断片的だし、克服による達成感や爽快感もありませんでした。
 



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